食べ方
最も一般的な食べ方は、茹でた後にぬめりを取るために冷やしながらそばを洗い氷水等で締め、つゆにつけながら食べる盛りそばやざるそば(違いについては後述)である。また、茹でて冷やして締めたそばを暖めて丼に盛り、温かいつゆを張ったかけそばもある(語源は「つゆをぶっかける」が縮まったもの)。
そばの香りや喉越しを楽しむために食べるときに音を立てることが許され、その点で世界的にも稀有な食品である。
多くの蕎麦好きは、蕎麦の香りを重要視する。新蕎麦の季節ともなれば尚のことである。そうした蕎麦の香りを存分に味わうには、空気と一緒に啜り込み、鼻孔から抜くようにして食べるのが最良である。結果として音を立てることになる。
原材料
蕎麦は「蕎麦粉」と「つなぎ」「水」にて作られる。(つなぎの入らないものもある)
蕎麦粉とつなぎとして使用する小麦粉などの配合割合に応じて、十割蕎麦(生粉打ち蕎麦)、九割蕎麦、八割蕎麦(二八蕎麦)、七割蕎麦、六割蕎麦などと名称が変わる。
他につなぎとして使用されるものは山芋、こんにゃく、布海苔、オヤマボクチなどがあり、それらを加えることで独特の食感やコシが発生する。布海苔を加えた蕎麦はへぎそばと称されることもある。
また、風味付けに加えられる素材によって、胡麻切り蕎麦(黒ゴマを使用)、海苔切り蕎麦(海苔を使用)、茶蕎麦(抹茶を使用)などの種類がある。店によってはモロヘイヤ、山椒、タケノコ、ふきのとう、アシタバ、大葉、柚子、若布、梅などの季節の植物を練り込んで出すところもある。
最近はルチンが豊富に含まれたダッタンソバを用いた麺もメニューの一つとして提供される。
植物としてのソバの詳細についてはソバの項目を参照
栄養・成分
蕎麦の蛋白質はアミノ酸スコア92%と必須アミノ酸を豊富に含み、穀物として優秀な栄養価をもっている。
また蕎麦(蕎麦粉)に含まれる特徴的な機能性成分としてルチンがあげられる。ルチンはヒトの生体内で有益な成分であるかもしれないが、ただしルチンは糖鎖にラムノグルコシド構造をもっており、一方ヒトの腸内細菌叢にはこれを加水分解する酵素はないので、経口摂取しても消化管からは吸収されないと考えられる[1]。
アレルギー性
蕎麦(蕎麦粉)は材料・加工品ともにアレルギー物質を含む食品として食品衛生法施行規則、別表第5の2による特定原材料として指定されている。同法第11条及び同規則第5条による特定原材料を含む旨の表示が義務付けられている。
症状としては、軽い頭痛から嘔吐など様々であり、症状は食後すぐから現れる[2]。うどんなら安心と思って食べると、そば屋では蕎麦を煮た湯でそのままうどんを煮ることがあるので、注意が必要である。